ご主人の仕事の関係や家の新築などで引っ越しをすることになり、子どもが学校を転校しなくてはいけない場合、いろいろと不安はつきものですよね。
わが家は主人が転勤族なので、これまで引っ越し回数10回以上、子連れでの引っ越しは3回あります。
そのたびに、新しい幼稚園を探したり、小学校への連絡や手続きなど、3人の子ども達の分を私一人で調べてやってきました。
特に県外への転勤・引っ越しは、引っ越し先に事前に行くこともできない場合も多く、不安でいっぱいですよね。
わが家は主人の仕事場が管理する社宅に長く住んでいたので、周りには同じような転勤族の家族が多く、子どもの転校に関する情報は社宅仲間いろんな方に教えてもらっていました。
この記事では私のこれまでの経験や友人の体験談から、引っ越しで小学校を転校するときに、転入先の学校へ聞くことをご紹介します。
長期の休み明けや学期の途中での転校は、特に子どもも親も不安でいっぱいですよね。
子ども達が転入先でも笑顔でスムーズに学校生活を送れるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
小学校の転校!転入先の学校へはいつ連絡するの?
引っ越しが決まり、今住んでいる学区の外へ引っ越しをする場合、子どもは転校をしなくてはいけません。
そこで、転入先の学校への連絡はした方がいいのか?するならいつぐらいがいいの?という疑問がわいてきますよね。
まず、転入先の学校への連絡は「絶対にした方がいいです!」
引っ越し先の住所から子どもが通う学校を調べるには、市町村役所の教育委員会学務課や義務教育課といった学校関係の部署に問い合わせるのが確実です。
引っ越し先の新居を案内してくれた不動産屋さんが教えてくれることもありますが、情報が不正確な場合もあるので、必ず自分で役所などに問い合わせるのが良いでしょう。
最近では役所などに電話をしなくても、インターネットを使って調べられるので、スマホからでも簡単に自分で引っ越し先の住所から通学する学区が調べられます。
しかし、ネットの情報や自治体のホームページでは掲載されている資料が古かったり、都市部ではどんどんと新しい住宅やマンションが建っているため、これまで住所が割り振られていなかった場合、近所のご家庭とは学区が変わったりする場合があります。
ネット上の情報だけを鵜呑みにして作業を進めていて、引っ越し先の市役所で突然「違う学校です!」といわれてしまっては、困惑してしまいますよね。
そこで、次のような手順を踏んでから転入先の学校へ連絡しましょう。
転入先の学校へ連絡する手順
新しい住所が決まったら転入先の市町村役場や区役所などに電話をして次のことを伝えます。
そこで、担当者に転入先の住所から新しく通う学校調べてもらいます。
新しい学校の連絡先を聞き、「転入前に確認したいことがあるので、学校へ直接電話をしてもよいか」を確認したら転入先の学校へ電話をします。
担当者によってはこの時、夏休み・冬休みなどで先生方が出勤していない日や、引っ越しする近辺の学校行事などで職員がいない日などを教えてくれる場合もあります。
転入先の学校へ必ず聞くこと3選!
転入先の学校へは、まず電話連絡をします。
電話でまず「今度そちらの学校へ転校することになった○○(氏名)です。お伺いしたいことがあるので担当の先生をお願いします。」
とお話しすると、転出入を受け入れる担当の先生に代わってもらえます。
転入のれん枠をすると、まず転入時期、子どもの学年・性別などを聞かれます。
電話では、こちらから何も聞かないと教えてもらえないこともあるので、転入先の学校で必ず聞くべきことを3つご紹介します!
①3学期制か2学期制か!!
最近は2学期制の学校が増えてきて、小学校でも通知表を前期と後期の年2回しかもらわないところが多くなっています。
しかし、現在自分のお子さんが通っている学校が2学期制でも、転入先の学校は3学期制だったり、またはその逆だったりすることがあるので注意が必要です。
なぜかというと、使っている教科書が一緒でもドリルやワーク、スキルといった副教材や年度初めに学校が一括で買って保管しているテストなどが違うからです。
そのため、年度初めに教材費として支払ったドリルなどの副教材を、転入先では買い替えなくてはいけなくなります。
実はわが家の子供たちは、3学期制から2学期制の学校へ転校したことがあります。
その時のドタバタな体験談はこちらの記事で紹介しています。
②手続きの日程と持ち物の確認
手続きの手順
- 引っ越し前の学校から転校に関する書類を受け取る
- 引っ越し後、新居のある自治体へ行き、転居届を提出
- 新しく通う学校の「就学通知書」を受け取る
- 新しい学校へ行き「就学通知書」と前の学校から預かっている「教科用図書給与証明書」を渡す
それでは、詳しく解説していきます。
転入先への電話では、新しい学校へ手続きに行く日程と時間を決めます。
新しい学校へ行く前に、新居のある自治体に転入届を出さなくてはいけません。
その自治体での手続きの時に、前に通っていた学校からの書類を持参して、新居で通う新しい学校の「就学通知書」がもらえます。
この就学通知書と、前の学校でもらった教科用図書給与証明書は新しい学校で必ず必要になるので、それが手に入る後の時間帯に学校での手続きは行ってください。
③学校への入り方
最近の学校は防犯上のセキュリティーが厳しくなっているため、子供たちの登下校の時間以外は校門に施錠をしている場合が多くなっています。
そこで、転入先の学校へ手続きに行く場合は、事前に校舎内にどのようにして入ればいいのかを確認しておきましょう。
私は放課後の時間帯に学校へ訪問したので、ちょうど帰宅しようとした職員の方に事情を話し、そのまま校門の中に入れてもらいました。
を確認しましょう。
特に引っ越したばかりで、未就学児の下のお子さんを連れていく場合は、そのことも伝えておくことをオススメします。
下の子も連れて行くことをお話しすると、手続きをする場所を職員室の片隅などではなく、図書室や図工室など子どもが飽きさせないような場所を使って下のお子さんへ配慮をしてもらえる場合もあります。
手続き当日に聞いておきたいこと
転入先の学校へ手続きに行く日が決まったら、そこで確認することをご紹介します。
転入先の学校での手続きには通学する子どもと一緒に行くべき?
転入先の学校での手続きでは、学校全体の流れやPTA活動など事務的な話が長く続きます。
なので、お子さんを一緒に手続きへ同行させた方がいいか迷うかもしれませんが、これは一緒に連れて行った方がいいです。
学年や学期の途中で転校となると、教科書の進み具合や使っているノートやワークなどの副教材に違いがあるかどうかを確認したりするので、特別な事情がない限り必ずお子さんも一緒に手続きに連れていきましょう。
担任する先生や同じ学年の先生から、学習の進度などをお子さんに直接聞くこともあるので、これからお世話になる担任の先生や学年の先生が手続きの同席することもあります。
転入前に一度担任の先生と会っておくと、お子さんも登校初日からスムーズに安心して教室へ行くことができそうですよね。
わが家の小学校での転入手続き体験談
わが家が転入の手続きは、放課後先生方の職員会議が終わり、帰宅される先生がちらほらいる中で小学校を訪問しました。
それは、引っ越し作業が夕方終わり、役所へ転入を手続きをしに行って必要な書類がそろったのが16時過ぎだったためです。
手続きの書類が揃うのが16時過ぎになることを事前に小学校へ連絡したところ、校長先生から「間もなく会議が始まりますので、17時半ころ来てもらえた方がこちらも助かります」とのことでした。
約束の17時半に、子ども達を連れ、小学校を訪問。
手続きや説明は図書室で行い、時間は約40分くらいでした。
子ども達は新しい学校の校舎でそわそわしていましたが、図書室ということもあり途中から本を読んで大人しくしていました。
学用品で新しく購入するものなどを確認!
これから通う学校で、教科書が同じでも使っているワークやドリルなどの副教材が違っていたりすると学校で一括して業者に注文してくれます。
教科書は持参する書類に一覧表になっていますが、ワークなどの副教材は学年の先生方で選んでいる物なので、同じ教科書でも使うドリルなどが違う場合もあります。
子どもが答えられない場合は、確認してもらうため持参していくのも良いでしょう。
その他にも学用品で確認が必要なものがいくつかあるので、下にまとめます。
ノート類は新しいものを購入した方がいいか、使い切るまではそのままでいいかを確認しましょう。
体操着なども、サイズアウトして買い替えるまでは前の学校のものを使用してもいいか確認しておくといいですね。
小学校を転校する場合、転居先の住所からネットで学区を事前に調べれれますが、新しくできた住所などの場合は学区が変わっていることもあるので、必ず市町村役場に電話で問い合わせをしましょう。
手続きに必要な書類や持ち物は事前に確認し、市町村役所の方に学校へ連絡してもよいか確認してから、転入先へは連絡をするようにしましょう。
転入先の学校で、子ども達が学習で使う学用品がそのまま使えればよいのですが、学校によって違いがあるので一つ一つ早めに確認しておきましょう。
引っ越し経験10回以上のわが家が、これまで経験したことを元にこの記事では転入先での学校で聞いておくべきコトをまとめました。
お子さんが新しい学校での生活をスムーズにはじめられるよう、ぜひこの記事を参考してくださいね。