引っ越しをするとき、引越し料金はできるだけ安く済ませたいですよね。
しかし、引っ越し料金の相場は引っ越しの時期や荷物の量、移動距離で変わってくるため自分が思っていた値段より高かったり、予算内で収まっていない場合が多くあります。
そこでこの記事では、引っ越し料金の値引き方法についてご紹介します。
引っ越し業者の見積もりの時につかえる交渉術や、引っ越し回数10回以上のわが家の値下げ交渉テクニックを体験談などを交えてご紹介します。
あなたの引越しが安心で快適なものになるよう、是非参考にしてみてくださいね。
引っ越し料金を値引きする方法!
引っ越しの料金は訪問見積もりをしてもらって確定することがほとんどです。
引っ越しの料金は
などで決まってきます。
そのため、引っ越しの料金を値引きしてもらうには自分たちが引っ越しをする日の相場の料金を知る必要があります。
そのため引っ越しの見積もりは、初めの一社で即決するのではなく複数の業者に依頼して相見積もりをします。
相見積もりとは
相見積もりとは、複数の業者に見積もりをお願いして出してもらい、料金や内容を比べることをいいます。
相見積もりをすることで、自分たちが引っ越しをする時期の引っ越料金の相場を知ることができます。
相見積もりは引っ越し業者3~5社くらいに依頼しましょう。
その際、大手の業者ばかりではなく地元の小さな引っ越し会社も入れて見積もりをしてもらいます。
そこでもらった見積書での差異を値下げの交渉に使います。
引っ越し見積もりのコツは、こちらの記事をご覧ください
引っ越し料金を値下げする交渉テクニック!
引っ越しは相見積もりが基本です。
引っ越し料金の値下げ交渉には、複数の引越し業者の見積書をもって交渉していきます。
訪問見積もりは1社目に本命をもってこない
訪問見積もりにやってくる営業の方は、とても話がうまく契約をさせるためにいろいろな提案をしてきます。
そこで、1社目に本命の業者をもってくると、ほかの引っ越し業者の話を聞かずについ即決で契約をしてしまいがちです。
訪問見積もりでは、必ず1社目で決めずに複数の業者の見積もりを取るようにしましょう。
そして、訪問見積もりに来た業者さんにも相見積もりになることをつたえ、その場で即決をしないで本命の業者を含めて複数の見積もりを取るのがおすすめです。
荷物の量を減らして値下げしてもらう
訪問してもらって見積もりをすると、実際の家財道具や荷物を数えて荷物の量を計算します。
その荷物の量で、引っ越し当日のトラックの大きさや台数が決まります。
そこで各社違いがないかを確認します。
違いがある場合は、担当者に理由を聞いて、荷物を減らすのでトラックの多いさや台数をおさえられないかを交渉します。
大型の家具や家電、自転車などは処分をしたり新居で買い替えることで荷物を減らすことができます。
引っ越しの開始時間をフリータイムにして値下げしてもらう
引っ越し業者の作業員は、1日2~3件の現場を担当します。
引っ越しの作業には、旧宅の荷物の搬出に約2時間、新居の荷物の搬入に約1時間程度時間がかかります。
(マンションの上層階やエレベーターなしのアパートの上階では時間がもっとかかる場合があります。)
引っ越し先までの移動も含め、依頼者は早めに引っ越しが片付いいてほしいので、朝一の作業開始は人気があります。
その分、引っ越し時間を2~3件目の作業にしてもらうと値段も朝一より安く抑えられます。
わが家が利用した業者では「作業時間フリータイムで契約」という呼び方をしていました。
このフリータイムは引っ越しの開始時間がはっきりとしないのがデメリットです。
フリータイムでは作業開始時間が「14~16時」といったように幅を持たせてあります。
前の引越しで時間がかかってしまい引っ越し終了の時間が遅れると、次の現場へ向かう時間も遅れていくからです。
しかし、実際に利用したときは予定より早く来てくれることもありました。
引っ越し作業員もみなさんも早く引っ越し作業が終われば早く帰れるので、早めに次の現場へと向かいたいのでしょう。
引っ越し依頼者としては、時間ギリギリまで荷造りに終われていたり、食事をしに外出していることもあるので、そのようなときは予定通りの時間で作業を開始してもらえるよう伝えるといいですね。
契約書を交わしているので、予定時間外の作業開始を断っても何も不利益を受けることはありません。
見積もり当日中に即決するので値下げしてもらう
引っ越しの見積もりは、相見積もりで複数の引越し業者に競わせて値下げの交渉をしていきますが、本命の業者が他社よりも少しだけ高い場合には、
「もう少し値段が下がったら即決します」
と伝えましょう。
すると営業の方は他社に契約を取られないためにも、上司に掛け合ってくれたり、いろいろな割引きを駆使して再計算をし、値下げをしてくれる可能性が高いです。
この「即決」という切り札は、引っ越し業者の営業の方にとってはとても魅了的な言葉なので、本当に契約をしたい業者にだけ使うようにしましょう。
引っ越し料金を値下げした体験談!
わが家は転勤族で、結婚してから主人の会社の社宅に長く住んでいました。
私自身、引っ越し回数も10回以上ありますが、社宅の友人達もみな引っ越し慣れしているので転勤の時期になると引っ越しネタで大いに盛り上がります。
そんなわが家と友人たちの引っ越し料金の値下げ術を体験談を元にご紹介します。
訪問見積もりの時間を同じにし、業者同士が直接交渉!
引っ越し回数20回以上のベテラン主婦のTさん。
ご主人が数カ月の海外赴任中に転勤先が決まり、あと2週間で今住んでいる社宅を出なくてはいけないことになりました。
時間もないし、早めに引っ越し業者を決めなければいけなかったTさんは、引っ越し業者5社の見積もりを同日同時刻に設定しました。
訪問見積もり当日、各社の営業の方が家財道具の確認と荷物計算が終わり、いざ話し合いへ。
A社「わが社は〇tトラック1台で、〇〇円で作業します。」
B社「わが社は△tトラック2台で、○○円になります。自転車は追加で1台〇千円です」
C社「わが社は〇tトラック1台で、途中フェリーを使うので、荷物の搬入が翌日の午前中になります」
などといったような提案が出た後、Tさんが「B社さんは〇tトラックだといくらになるの?」「A社さんは〇〇円まで下げられないの?」
など値下げ合戦を取り仕切り、最終的に一番価格もサービスも納得した業者と契約したそうです。
この引っ越しの達人Tさん曰く
「引っ越しの見積もりに来る人なんて、その日しか会わないから何でも言ったもん勝ちよ~。当日作業する人は別な人が来るんだし、引っ越しちゃえばもう営業の人に会うこともないでしょうしね!」
とのこと。
さすが引っ越しのベテランからは学ぶことが多いです!
同じ時間に相見積もり ケース2
主人の同僚のMさんは、奥様が妊娠中ということもあり上のお子さんと一緒に里帰り中でした。
そんな中、転勤が決まり引っ越しの準備を仕事の傍ら一人でしなければならなかったMさん。
先ほどのTさんのように同じ時間に訪問見積もりを数社入れて、話し合いをしてもらったところ女性の営業の方が
「うちは、もうこれ以上値下げできません。」
と泣き出してしまったとのこと。
相見積もりも、値下げ交渉もやりすぎには注意しないといけませんね。
引っ越し業者の方からお誘いがある場合も!
同じ社宅の友人Cさんは、仕事が忙しいご主人の代わりに見積もりの日程調整を行っていました。
そこで、数社と訪問見積もりの日程を調整していたところどうしても時間が合わない業者(D社)がいて
Cさん「その時間は、ほかの業者さんとのお約束があります」
といったところ、
D社「じゃあ、同じ時間に私もうかがって一緒に見積もりのご相談をさせてください!」
と業者さんの方から提案があったそうです。
Cさんは先に予定していた業者さんに少し悪いなぁという気はしたものの、一度に2社の見積もりが取れるので快諾したそうです。
引っ越し繁忙期には、訪問見積もりに来てもらうだけでも大変!
引っ越し業者は新学期がスタートする3~4月に一番忙しくなります。
わが家もその時期に何度か引っ越しを経験しましたが、ネットで引っ越し見積もりの一括サービスを利用しても、返答すら来ない業者も多数ありました。
実際に訪問見積もりに来た業者の方も、
「午前中4件、午後もこれからあと2件見積もりに伺います」
といってました。
引っ越し日を数日ずらせれば料金も大幅にダウン、引っ越し業者も探しやすいのに、会社の異動の辞令によっては、引っ越し日をずらすと家族が移動するための旅費や引っ越し代が出なくなるケースもあるので、高くても決まった日に引っ越さなくてはいけません。
引っ越し料金の値下げ交渉術のまとめ
引っ越しの料金はほとんどの場合、訪問見積もりをしてもらい確定します。
訪問見積もりは1社だけではなく数社から見積もりを取り、値下げの交渉をしていきましょう。
値引きの方法は、引っ越しの時の家財道具や荷物の量、引っ越しの時間帯、即決価格でといった方法で交渉していきます。
友人の体験談では相見積もりをする際に、引っ越し業者を同じ時間に訪問させて業者同地が直接話し合いをさせた話をご紹介しました。
値下げの交渉には時間がかかります。
引っ越しが決まったら早めに見積もりをお願いし、値下げの交渉をしてみてくださいね。
ただし、値下げの交渉や相見積もりはやりすぎには注意しましょう。
あなたの引越しが安心で満足のいくものになるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。