引っ越し当日、荷物を運んでくれる引っ越し作業員は常に動き回って汗だくで作業をしてくれます。
そんな作業員さん達にお礼がしたい!と思ったとき
「作業中飲み物やお菓子って渡してもいいの?」
「心づけは必要なの?」
と疑問に思うことはありませんか?
この記事では、引っ越し経験10回以上の私が経験したことを元に、引っ越し作業員さんへのお礼や差し入れのタイミングについてご紹介します。
作業員さんへの心遣いを伝えコミュニケーションが円滑にいくとあなたの引っ越し作業が安心でスムーズに進むでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
引っ越し作業員へお礼がしたい!差し入れをするタイミングはいつ?
作業員さんたちは集合住宅などの上階では、階段を走って作業をします。
家の中では歩いて移動していても、外に出ると階段も庭も走って荷物を運んでくれます。
そのため真冬でも作業員さんたちは半袖で作業し、汗だくです。
そんな作業員さんへお礼をするには、どのタイミングが良いでしょう
作業開始前
これから作業に入るというときに、作業員のリーダーの方からの挨拶やほかの作業員さん達の紹介があります。
そのタイミングで先にお礼を渡すと、作業員さん達にとってもその日一日頑張ろうという力になります。
しかし、受け取った品をまたトラックへ持っていかなくては行けなかったり、かさばるものだと作業の邪魔になったり荷物に紛れてしまうので、その点を注意して渡すといいですね。
休憩中
引っ越し作業員は肉体労働なので、1~2時間おきにリーダーの指示で休憩を取ります。
そのタイミングを見計らって、お礼の品を渡すのもいいでしょう。
飲み物などの差し入れは、近くのコンビニや自動販売機で冷えたものを渡してあげると喜ばれます。
新居へ移動する前
旧宅の作業がひと段落し、新居へ移動するときに作業員のリーダーの方と新居への到着予定時間や荷物を搬入する時間などを打ち合わせをします。
そのタイミングで引っ越し前半のお礼として、移動や休憩中に食べたり飲んだりできるものを渡すと喜ばれます。
引っ越し作業員への差し入れにおすすめの飲み物はコレ!
引っ越し作業員への差し入れで、一番おすすめなのは飲み物です。
作業中つねに動きまわって重たい荷物を運んでいるので、作業員さん達は真冬でも半袖で汗だくです。
そんな作業員さん達におすすめな飲み物は、水とスポーツドリンクとお茶です!
コーヒーや紅茶はブラックや加糖など好みがあったり、ジュース類は汗をかいているときに飲むと逆にのどが渇いたりします。
炭酸飲料はスポーツ中に飲まないのと同様に、引っ越し作業中はスポーツ同様かなりな運動量になるので、好まれません。
飲み物は作業中や移動中に飲みやすいよう、ペットボトル飲料がおすすめです。
缶入り飲料だと作業中に置き場がなかったり、万が一こぼして荷物を汚してしまうこともあるので避けた方がいいでしょう。
缶入りでも、ふたが閉まるタイプのものであればこぼす心配がないので大丈夫です。
引っ越し作業員さんへは、スポーツドリンク数種類とお茶を数種類、まとめてレジ袋にいれて作業員さん達で選んでもらえるように渡します。
できれば冷たい飲み物を渡した方がいいので、引っ越し作業の合間を見て近くのコンビニや自動販売機で買ってくるなどして、冷えた飲み物を差し入れると喜ばれますよ。
自動販売機で買う場合でも、リーダーに渡すときには袋に入っていた方が渡しやすいので、引っ越し当日近くの自動販売機で飲み物を用意する場合は、事前にレジ袋をひとつポケットに入れておくといいですね。
作業員への差し入れで飲み物以外に喜ばれるもの
一日がかりの引越しの場合、飲み物以外にも差し入れを渡したいときおすすめなのは、お弁当やお菓子などです。
ただ、引っ越しですでに冷蔵庫は使えないため、季節によってはお弁当が傷んでしまうこともあるので、少し配慮して用意するといいでしょう。
お菓子はトラックの移動中に食べてもらえるものを渡すと喜ばれます。
小分けになっているクッキーやチョコレート菓子、キャンディーなどは余ってもみんなで分けて持ち帰れるのでお勧めです。
引っ越し作業員への心づけはいるの?
引っ越し作業員への心づけは、昔からの習慣で渡す場合もありますが、最近では大手の引っ越し会社のHP上には次のように書かれています。
Q.引越しスタッフの方に、心付けや食事を用意した方がいいのですか?
A.当社のスタッフにはそのような心遣いはご不要です。
サカイ引越センターHPより
当社引越作業スタッフへの心遣いは必要ございません。
アート引越センターHPより
すべてお断りしていますので、お気遣いいただかないようお願いします。
以前は、引越しの作業スタッフに、労いの意味を込めて心づけを渡すといった風習が残っていましたが、最近では、そういった風習もなくなってきております。また、現在は、引越しを少しでも安く、信頼できる会社に頼みたいという消費者心理から、複数の引越会社に見積もりを依頼して検討されることが一般的になっており、当社としては、数ある引越会社の中から選んでいただいたことだけでたいへん有難く、感謝して作業にあたっております。
日本通運HPより
実際に渡しても受け取ってもらえない場合もあります。
これは、作業員の人件費が引っ越し料金に含まれているためで、チップの文化のない日本では特に必要のないものだと思っていて大丈夫です。
ですが、差し入れなど準備する余裕がない場合、どうしても心づけを渡したいときはどうするとよいかご紹介します。
引っ越し作業員へ心づけの渡し方
ここでいう「心づけ」は「お礼として渡すお金」を意味します。
引っ越し作業員への心づけは、一人千円程度が一般的で一人分ずつポチ袋へ入れて用意します。
渡すタイミングは、作業開始前の挨拶のときにリーダーへまとめて渡すか、全員がいる前で「お茶代にどうぞ」「今日はよろしくお願いします」などと声をかけ、一人一人へ手渡しで渡すようにすると心遣いが伝わります。
私の経験から、旧宅の作業後にお疲れ様の意味を込めて心づけを渡そうとしたら、作業員のうち数名がすでに違う現場へと向かってしまってた!ということがありました(汗)
遠距離の引越しの場合、ドライバーは一緒でも、作業員は旧宅と新居で入れ替わる場合もあります。
そんな時のために、ポチ袋と心づけは少し多めに用意しておくといいですね。
まとめ
引っ越し当日作業員へのお礼をしたいときは、飲み物や食べ物は作業の開始の挨拶の時や休憩中、移動中に渡すと喜ばれます。
真冬でも半袖で汗だくで作業をしてくれる作業員の方へ、お礼と感謝の気持ちを込めて冷たい飲み物などを差し入れたら喜んでもらえるでしょう。
作業員への心づけは、会社としてはお断りをしていても、受け取ってもらえる時もあります。
一人一人へ渡るように別々にポチ袋にいれて、心遣いが伝わるように渡すとその後の引っ越し作業が安心でスムーズに進んでいくでしょう。