引っ越し当日、旧宅では作業員達が事前に荷造りしておいた段ボールや家具、家電などをトラックへ運びます。
しかし、家の中にあるすべての荷物を段ボールに詰めてトラックで運んでしまっては、今まで住んでいた部屋の掃除をする掃除用具や新居への移動中に使いたいもが手元に残りませんよね。
また、引っ越し業者の作業員は貴重品なども防犯上運ぶことは禁止されています。
特に、遠方への引っ越しやお子さんがいる家庭などでは、大事な書類や子どもをあやすおもちゃなど、移動中すぐに必要なものが荷解きをするまで出てこないのでは困ってしまいます。
そこでこの記事では、引っ越し経験が10回以上ある私の体験から、引っ越し当日に必要な荷物はなにか、それと作業員さんに運んでもらわずに残しておくべき荷物を紹介します。
また、貴重品以外にも引っ越し当日の手持ちのかばんに入っていると便利なものがいろいろあるので合わせてご紹介します。
引っ越し当日の作業がスムーズにトラブルなく行われるよう、ぜひ参考にしてくださいね!
引っ越し当日に必要なものは部屋の一角にまとめて置く!
引っ越し作業が始まると、家の中の部屋中にある荷物を作業員さんが運び出します。
作業員さんは3~4人でくる場合が多く、リーダー的な存在で作業の指示を出す人と、リーダーからの指示で作業をするアルバイト的な人がチームになって仕事をします。
(引っ越し業者によっては、アルバイトではなく作業員全員が社員の会社もあります)
私は以前引っ越した際に、業者さんが出入りしている隣の部屋で床掃除をしていたら、少し目を離したすきに貴重品などの入ったかばんなど大事なものまでトラックへ持っていかれたということもありました。
なので、引っ越しトラックへ積み込んでほしくない荷物は梱包ぜず、あらかじめ部屋の一角へまとめて置き、作業員が来たらすぐに
「ここの荷物は運ばなくても大丈夫です」
とお願いしておきましょう。
引っ越し当日必要なものとして
- 掃除機
- 雑巾
- バケツ
- ゴミ袋
- ガムテープ
- ハサミ・カッター
- ひも
- ドライバーセット
があると便利です。
引っ越し前にいくら部屋の掃除をしても、大きな家具の下や後などは家具を移動した後でなければそうじできません。
なので、引っ越し業者が荷物の運び出しをしている最中でも、水道が出ているうちに掃除機をかけたりふき掃除をしましょう。
また、旧居を出るときに使った掃除用具は、新居へ到着してからもすぐに使います。
新しい家具を配置する前に、さっとお掃除ができるとその後の新生活も快適に過ごせますよね。
もし、自家用車以外で新居へ移動する場合、旧居で使い終わった掃除機やバケツはさいごにトラックへ積み込んでもらうようにし、雑巾は使い捨てにしたりビニル袋に入れて手持ちの荷物へ入れておくと新居でのそうじがスムーズにできます。
ひもはダンボールへ入りきらない長いものをまとめたり、プラスチックケースの引き出しを縛ったり、手持ちにあるとなにかと便利です。
ドライバーは壁などに外し忘れたねじや、家具・家電など急きょ解体したり、修理するのに使います。
引っ越し当日手荷物に入れておくべきもの!
引っ越し当日は玄関のドアを開放し、作業員がバタバタと出入りをして荷物を運びだします。
はたから見たらとても無用人な状態なので、貴重品は肌身離さず持ちましょう。
それと、貴重品以外で特に重要なのは鍵です!
引っ越し当日鍵をどうするか
旧宅も新居もどちらの鍵も、だれが持つのか事前にしっかり決めましょう。
旧宅の鍵は引っ越し作業後に管理人さんや不動産屋さんへすべて返さなければいけません。
いつ、どのタイミングで誰が返すのかしっかりと決めておきましょう。
また新居へ到着したら誰がカギを開けるのかも事前にしっかりと決めておいて、引っ越し当日カギの紛失をしないように気をつけてください。
カギ以外にも手荷物にいれておくべきもの
カギのほかにも引っ越し当日手荷物に入れておくべきもののリストを紹介します。
- お財布・現金・クレジットカード・キャッシュカード
- パスポート
- 保険証・母子手帳
- マイナンバーカード
- 通帳・印鑑・印鑑登録カード
- 転出・転入に必要な書類
- 子供の転校・転園に必要な書類
など
これらは引っ越し作業中もしっかりと手持ちのカバンにいれて持ち歩きましょう。
引っ越し当日は、バタバタするのは当然ですが、別れを惜しんで友人やご近所の方が作業中にお別れを言いにやってくることもあります。
来客の対応をしているうちに話に夢中になって、貴重品が荷物に紛れ込んでしまったり、盗難にあったということがないよう気をつけましょうね。
引っ越し当日の持ち物 子供がいる場合はコレ!
引っ越しといっても、大人だけで作業をする引っ越しなのか、子どもも作業中一緒に行動して引っ越しをするのかによって、当日の持ち物も違います。
引っ越し当日子供たちはどうする?
引っ越しをする時期や場所、時間帯によっては、引っ越し前に子供たちを祖父母宅へ預けたり、学校へ行っている間に運搬作業をしてしまうことできます。
わが家は夫婦ともに子供たちの祖父母遠方のため、小学生の子供だけを飛行機の「子ども一人旅サポートプラン」を利用して主人の実家へ預けて引っ越したことがあります。
(実際には一人旅ではなく、小学生姉弟の二人で利用)
ほかには子供たちが幼稚園や学校へ行っている間に引っ越し業者の作業に来てもらって、子供たちの帰宅後に新居へ移動したということがありました。
また、春休みなどの長期休暇中の引っ越しでは、作業中に子供たちも一緒だったので、業者さんの邪魔にならないよう夫婦のどちらかが子供たちを外へ連れ出して遊ばせておくか、近所の友人宅に子供を遊びに行かせて預かってもらうことがありました。
新居へ移動するときの手荷物で必要なものリスト
旧居の作業がひと段落し新居への移動するときには、自家用車の場合もあれば、新幹線や飛行機などの時もありますよね。
引っ越し作業の進み具合で、予定していた時間が大幅に変わる場合もあります。
予定より早まるのであれば、時間に余裕を持って行動することができますが、予定より遅れてしまったときには食事時間を確保するのが難しい場合があります。
引っ越し当日の手荷物は移動中に使うものとして、次のようなものがあるといいですね。
- 軽食
- 飲み物
- ウェットティッシュ(除菌シート)
特に、子どもと一緒に移動するときは
- お菓子
- 本
- 折り紙
- 落書き帳
- 筆記用具
- トミカ、お人形など小さめのおもちゃ
- ゲーム機
などがあると、時間つぶしにもなるし、遊んでいる間も大人しくしてくれます。
ほかにも携帯電話・スマホやモバイルバッテリーがあれば、緊急時充電切れで連絡がつかないなんてことは防げますね。
これらの小物類やおもちゃは、ついうっかりダンボールにしまって梱包してしまうので、移動の時に使うものを引っ越し準備のときにカバンに分けておくことをお勧めします。
まとめ
引っ越し当日必要なものは、作業員さんに荷物と一緒に持っていかれないよう部屋の一角にまとめて置くようにするといいでしょう。
掃除用具は、大型の家具や家電を運び出したあとに出るごみやほこりを掃除するのにつかうので、荷物に紛れてトラックへ持っていかれないように作業員さんへ話しておくといいですね。
手持ちの荷物には貴重品をいれ、引っ越し作業中も肌身離さず持つようにしましょう。
特にカギは旧宅も新居も誰がもつのかはっきりさせ、旧宅の鍵は誰がいつどのタイミングで返すのか決めておきます。
引っ越し当日子供たちも一緒に行動する場合、お菓子や飲み物のほかにも移動や待ち時間に静かに遊べるように本やおもちゃの準備し飽きさせないような工夫が必要です。
これらのおもちゃ類は、引っ越しのダンボールではなく事前に当日手持ちにするカバンにいれて保管しておけば、梱包した荷物に紛れないのでお勧めです。
引っ越し当日、作業がスムーズに進むように当日手持ちにする荷物もあらかじめ用意して、貴重品などの管理もしっかりとしていきましょうね。